為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

ウード入門1

突然なのですが先日ウードを購入しました。

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お土産物屋さんでもウードは売られていたりするのですがきちんとした楽器屋さんで買いました。

 

入門用と言われ140JDでした。

隣に売られていたプロフェッショナル用と言われるウードでも300〜500JDのレンジでした。

日本の輸入楽器屋さんのサイトを見ても10万円くらいから見つかるので値段としてはそんなものなのかなと思いました。

 

購入したはいいけどウードのことはあんまりわからないしインターネットでの情報も見つけにくいので習うことにしました。

 

購入した楽器屋さんが教室も兼ねていたのでそこでそのまま習うことにしました。

1時間のレッスンを8回で50JDです。

日本のレッスン相場やこっちで習う語学レッスンに比べるとかなり安いです。

 

そんなわけでたぶん日本では珍しいウードのレッスン記録をつけていくことにしました。

 

弦とチューニング

弦は通常11弦です6弦だけ単弦で5弦から1弦は複弦です。

6弦は初心者はほとんど使うことがなく最初のうちは貼らなくて良いとのことで現在ぼくのウードは10弦になっています。

複弦なので実質5弦です。

 

チューニングは色々あるようなのですが低い方からG A D G Cがアラブウードでは一般的と言っていました。

感覚としては高音弦は6弦ベースと変わらないので慣れるとそんなに違和感は感じません。

 

 

右手のフォーム

ギターとは多少異なります。

リーシャと呼ばれるピックみたいなものを人差し指の第一関節と第二関節をしっかりと曲げて親指と共につまみます。

中指から小指までの残りの指は支える程度に握ります。

 

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腕は弦と並行にします。

ギターと違ってストロークではなく単音が中心なので腕全体を大きく動かすことはしません。

 

手首はブリッジくらいに位置させ、曲げて三角形を作るようにします。

ピッキングの際は小刻みに動かして先端を少しだけ弦に当てるだけです。

 

 

左手のフォーム

親指を4弦でEの1/4音低い2フレット(便宜上ここではそう呼びます)に位置させ、それぞれのフレットに指が立つようにします。

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左手が慣れるように写真の体勢でウードを1分間持つという練習をしました。

 

 

ピッキング練習

あんまりギターと変わりません。

1弦の解放弦をダウン・アップ

2弦の解放弦をダウン・アップ・ダウン

1弦の解放弦をアップ・ダウン

2弦の解放弦をアップ・ダウン・アップ

 

これを他の弦でも繰り返します。

 

次は逆にして

1弦の解放弦をダウン・アップ・ダウン

2弦の解放弦をアップ・ダウン

1弦の解放弦をアップ・ダウン・アップ

2弦の解放弦をダウン・アップ

 

最後は混ぜたパターンで

1弦の解放弦をダウン・アップ

2弦の解放弦をダウン・アップ・ダウン

1弦の解放弦をアップ・ダウン・アップ

2弦の解放弦をダウン・アップ

 

 

運指練習

これはギターとあんまり変わりません。

5弦から1弦まで2フレットから5フレットを人差し指から小指まで使って上昇と下降するだけ。

上昇時は中指の際も人差し指は指板から離さないというのも同じです。 

 

練習曲

フェイルーズの「アマラ・ヤー・アマラ」という曲のイントロフレーズとメロを弾きました。


فيروز - قمره يا قمره - Fairuz

 

 

 

とりあえず、初回はこんな感じです。