こんにちは。
一応、音楽教員のSteve Kaufmannです。
英語を教えること自体は長くやってきたのですが音楽の教員免許取得は去年の今頃でしてやっと音楽を教えてやっと一年となります。
音楽の教員免許は後から取得してるため実習もやってないし、高校のころを思い返してもそもそも芸術の授業は「書道」だったため経験則に乏しく完全に手探りでした。
こんな自分ですが縁あって教員免許取得してすぐに音楽の授業を持たせてもらえたのは非常に幸運でした。
ぼくが耳にしている範囲でも中々音楽教員として教壇に立つことが難しいとう話も聞きますので。
倍率が高かったり、そもそものコマ数が少なかったりしますからね。
一年教壇に立ってみて「やってて良かったこと」や「もっとやっておけば良かったこと」を今回は記事にしてみたいと思います。
「音楽」の教員免許を取得する
まずはここから。
過疎地とかで本当に人手が無い場合とかは臨時免許が発行されることもあるかもしれませんが普通に教員として募集がされる場合は公立でも私立でも教員免許を持ってることは最低条件となります。
音大に通ってるかたは教職課程をしっかりと履修してください。
すでに大学卒業してたり他の科目の免許持ってるという方であれば通信制大学を利用する手もあります。
通信制大学であれば費用や時間も少なく抑えられるので免許取得のみを目的とするのであれば手段のひとつとなります。
ぼく自身の経験も過去に記事として書いてありますので良ければご覧ください。
ピアノをある程度弾けるようにしておく
かくいうぼくはあまり弾けないんですけどね。
20代後半からピアノを始めたこともあり、正直腕はかなり微妙です…
とはいえコードは読めるので和音の四つ打ちとかは出来るのでなんとか簡単な伴奏くらいは出来ております。
あとギターは普通に弾けるのでギターの伴奏をすることも多々あります。
でも、右手でメロディ弾いて左手でコード鳴らせたりしたらもっと助かるのになぁと思う場面は非常に多いです。
ギターだとそれ出来ないんですよね。
音楽を作るのが目的ではなく音楽を通して教育をすることが目的であるのだから生徒が歌いやすくなるような工夫はちゃんと出来るようになりたいですね。
あと授業とは別になるのですが学校によっては校歌だったり国歌だったり弾ける方が良いです。
こういう時にぼくは弾けないので歯がゆい気持ちがあります。
専門外の分野に幅広く手を出しておく
ぼく自身はずっとギターでジャズだったので学校教育としての音楽は全て専門外なんですけどね。

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合唱とか吹奏楽とか音楽史とか引き出しは多い方がいいですよ。
程度は色々ありますが少しだけでも齧ったほうが視野は広がると思います。
他の教員免許も取得しておく
教員として採用されるってことを考えると音楽だけってのは正直中々厳しいと思います。
公立の教員採用試験を見ても中々な倍率ですからね。

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それに英語や数学と比べると音楽ってコマ数少ないことがほとんどなので非常勤で回してる学校も多いと思います。
となると音楽だけで採用というよりは他の免許も持っている方が採用される可能性はぐんと高くなりますので英語や小学校など比較的どこも人を必要としてる科目の免許を取っておくといいと思います。
たくさんの楽曲に触れておく
特に歌唱曲。
色んなシチュエーションでその時に扱うに適した曲っていうのは引き出しが多いに越したことはありませんし、絶対的に役に立ちます。
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ぼく自身合唱曲の知識が乏しいため「簡単な曲なら〜」とか「二声なら〜」といった時に適切な曲を必死になって探してるのでもっともっとレパートリーを増やしていきたいですね。
それをピアノで弾けたらなお良いのですが。
音楽教員は中々に孤独なのも辛いですね。
教育法に行き詰っても音楽教員の絶対数が少ないため相談する人も中々少ないですし。
もっとそういう意見交換できる機会とかあればいいんですけどね。
そんなこんなでまだまだ修行中の我が身です!
この一年間の反省が誰かの参考になれば幸いです。