前回の記事に続いて今回はバンクーバー島にあるビクトリアを紹介したいと思います。
BC州の州都ビクトリアは,歴史的な背景から英国の影響が色濃く残り,街には花が溢れ,別名ガーデンシティとも呼ばれています。
インナー・ハーバーに面して,歴史ある建造物が並ぶ街並みが印象的なビクトリア。四季折々の花が咲き乱れるブッチャート・ガーデンはもちろん,個人の邸宅の庭も手入れが行き届いており,住宅街を巡ってお庭を観賞するツアーも人気です。
また州議事堂や博物館,エンプレス・ホテルなどの見所は歩いて回れる距離に集まっているので,ダウンタウンを散策するだけでも楽しめるのが特徴です。
BCフェリー
バンクーバーからビクトリアを繋ぐフェリーです。
非常に大きな客船となっており船内ではショッピングやレストランはもちろん簡単なゲームセンターもあり約2時間の船旅を飽きずに過ごすことが出来ます。
インナーハーバー
ビクトリアの旅はまずここ,インナー・ハーバーからスタート。
穏やかな港沿いに遊歩道が延び,その周りに州議事堂などの見どころが並ぶ,まさにビクトリアの魅力が凝縮された場所です。
遊歩道には,小さなギフトショップやアーティストのお店などが並び,とても華やか。港を行き交うかわいらしい渡し船,カラフルな花々のハンギングバスケットなども,この街を彩るアクセントです。
インナー・ハーバーからは水辺の美しい風景をたっぷり堪能しながらの散策が楽しめます。また,夕暮れ時ともなると,オレンジ色の夕陽に照らされた議事堂やフェアモント・エンプレス・ホテルの姿が水面に映えて,なんともロマンチックな景観を見せてくれます。
このインナー・ハーバーを中心とするビクトリアのダウンタウンは,コンパクトにまとまっているので,ほとんどの見どころやレストラン,ショップへ歩いていけるという手軽さがうれしい点。
観光案内所もハーバーの一角にあります。
ロイヤルBC博物館
ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)の自然,文化,歴史を紹介するカナダでも貴重な博物館のひとつ。
トーテムポールや仮面などが多く展示されており,カナダ北西沿岸先住民族関連の展示が充実しています。
先住民族の伝統的な暮しから,開拓時代,そして産業社会へと,様々な時代のBC州の姿を本物さながらに再現しているディスプレイも見どころ。
臨場感にあふれた空間をたっぷりと体感できます。子供から大人まで幅広い年齢層を楽しませてくれる博物館です。
州議事堂(The Parliament Buildings)
州の石や木を使い,1898年に完成したこの議事堂は,州都ビクトリアのシンボル的存在です。
ロマネスク様式の外観は,まるでヨーロッパの宮殿のよう。
また,内部のステンドグラスを多用した豪華な装飾や,ビクトリアの歴史を物語る中央部吹き抜けの天井画は見応えがあります。
また夜のイルミネーションは必見。
現在も州議会が開かれている現役議事堂でもあり,自由に内部を見学できます。