為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

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基礎から学ぶ音楽理論 1.音名・音程・音階

はじめに

音楽はいろいろな音が何らかの決まりに従って形成されるものです。

 

その「何らかの決まり」は地域や国や時代によって異なります。

したがって今、ここで「こうあるべき」とするものが時代が変わればまたあり方が変わるのです。

 

音楽は言語に似ているとよく言われます。

音楽理論は言ってみれば文法にあたるのだと思います。

 

もちろん「多くの場合はこうするよ」というものがあっても「絶対にこうしなくてはいけない」というものではありません。

ある種のガイドラインでしかないのです。

 

時代が変わり、地域も変わればどんどん未知のものは出てきますが、その決まり事を知るための道具として音楽理論があれば有効な道具として働くのではないでしょうか。

 

今まで自分が専門学校で学んできたポップス・ジャズの音楽理論や音大で学習した楽典の知識の整理のためにも筆を執ることにしました。

自分の思考の整理としての記事が誰かのこれからの理論学習の参考になれば幸いです。

 

ピアノの鍵盤

まず理論を学ぶときに自身が演奏する楽器が何であれピアノの鍵盤を思い描くことができるようにしておくと非常に便利です。

ピアノは広い音域をカバーする楽器でありますし、あらゆる状況にてピアノを基準に話を進められることが多いためピアノの鍵盤と音の高さの関係を理解することが大切なこととなります。

 

 

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ピアノの鍵盤は全部で88つあります。

左に行くほど低く、右に行くほど高くなります。

白鍵と黒鍵は和のように組み合わされた12個が1オクターブとしてワンセットになります。

 

音の名前

音は高さによってそれぞれ違う名前=音名で呼ばれます。

基準となるのが先ほどのピアノの白鍵になります。

音の呼び方は国によって違いますがポップス・ジャズでは英語音名を使い、クラシックではドイツ音名やイタリア音名を使いますので下記に表にします。

      1   2   3   4   5   6   7

(英)C   D   E   F   G   A   B

(伊)ド   レ   ミ   ファソ  ラ   シ

 

黒鍵の名前・臨時記号

黒鍵は、その両側にある白鍵が変化したもの、とみなして呼び名がつけられています。

英音名では左側の白鍵に「#(シャープ)」を、あるいは右側の白鍵に「♭(フラット)」を加えて呼びます。

これら#と♭を臨時記号と呼びます。

臨時記号にはシャープをさらに半音上げるダブル・シャープやフラットをさらに半音下げるダブル・フラットがありますがここでは省略します。

これらのシャープやフラットをもとの白鍵に戻すときには♮(ナチュラル)の記号をつけます。

 

半音と全音

隣り合った鍵盤の音の高さの違い(音程)を半音と呼びます。

ポップスやジャズやクラシックなど楽譜で表すことができる音楽では一番小さな違いとなります。

半音二つが全音です。

白鍵は、E-Fと、B-Cの間が半音で、あとの間は全音です。

半音12個離れたところには同じ名前の音があり、この距離をオクターブと呼びます。

 

音階・階名

先のピアノの図の白鍵だけを左から順に弾いてみます。

この音の並びが長音階(メジャースケール)です。

 

音程で表すと以下のようになります。

全音ー全音ー半音ー全音ー全音ー全音ー(半音)

 

このような音程関係になれば、どの鍵盤から始まってもMajor Scaleになります。

これに開始する音の名前をつけてDメジャースケールとかA♭ メジャースケールとか呼びます。

 

長音階の七つの音は、通常ローマ数字をあてはめたり、多少紛らわしいけれどもイタリア音名を使って表します。

これを階名と呼びます。

Ⅰ=ド Ⅱ=レ Ⅲ=ミ Ⅳ=ファ Ⅴ=ソ Ⅵ=ラ Ⅶ=シ

ここは絶対音感か相対音感かでも呼び方は分かれるところですがぼくはもっぱら相対音感の人間のため音名も階名もドレミで呼びます。

 

短音階

長音階のⅥから始まる音階が短音階です。

正式名称は自然的短音階(ナチュラルマイナースケール)といいます。

短音階にはほかに2つありますがそれはまた別の機会に。

 

同じ音で出来ている長音階と短音階を平行調と呼びます。

短音階の音程は白鍵をA(ラ)から右に弾いていけばわかります。

全音ー半音ー全音ー全音ー全音ー半音ー全音ー(全音)

 

短音階の階名も長音階と同じです。つまりAの短音階の場合はAから

Ⅰ-Ⅱ-Ⅲ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵ-Ⅶ

となります。

注意しなくてはいけないのは長音階の階名をずらしたかたちⅥ-Ⅶ-Ⅰ・・・とはならないということです。

ただ始まる音が違うだけのものに見えますが後々違いが出てくる時がありますので理論の上では別のものとして捉えておくと良いと思います。

 

おわりに

まずは一回目ということで楽譜を使わずに説明をしてみました。

逆に文字を中心に音楽を説明するのは難しいなと書いてて感じた記事でした(笑)

 

次回は「楽譜のきまり」という記事になりますのでよろしくお願いします。

www.stevekaufmann.xyz

 

 

 

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