こんにちは、こましんです。
学校での鍵盤ハーモニカの授業も軌道に乗ってきたところなのですがドの音だけが出ない鍵盤ハーモニカをひとつ見つけてしまいました。
購入した翌日もひとつ音が出ない鍵盤ハーモニカを見つけたのでその日のうちに買ったお店に行って交換してもらったのですが今回は購入して時間が経ってしまったため初期不良なのか使用によって壊れたのかはもうわかりません。
ホント言えば買ってすぐに全て試すべきだったのだけど流石に90個くらいの鍵盤ハーモニカのチェックは仕切れなかった…
そんなわけでせっかくだから分解して自分で修理できないかと思って音が出ない鍵盤ハーモニカを持って帰って分解してみました!
まずは分解する鍵盤ハーモニカ。
Brotherという中国メーカーで約20JD(3000円くらい)で購入したものです。
故障の内容は左側のドの音だけ出ないというもの。
息が抜ける感じはするので詰まりとかではなく中身の何かに触れていないのかなという推測です。
まずは裏面に8箇所ネジ止めされてるのでこれを慎重に外していきます。


裏蓋は完全に取れるタイプでは無く、ネジを外したことによってできた隙間から鍵盤とその中身が取り外せるようになりました。
鍵盤はスプリングによって固定され、打鍵したあとは戻る構造になってます。
空気を入れる面から見るとホースの延長の丸い穴みたいなものはなく全体に向かって空気を入れてるのだと知る。
鍵盤を押すことによって空気の通り道ができるのでその道を通ってカリンバのような金属片を振動させる仕組みになってるようです。。
ドの金属片だけが陥没してるので音が出ない原因はこれだと推測しました。
その金属板のネジも外して見ることにしました。
ネジは全部で34個あり、高音部と低音部で金属板が分かれているので低音部だけ外します。
外した先はこうなっています。
陥没してた金属片を優しく起こし、見た目は他の金属片と同じような感じにしてみました。
その後で再び組み立てて音を鳴らしてみました。
ドはおろか急に全ての音が出なくなったので焦りました。
「もう一回分解するかも」と思って全てのネジをはめなかったのですが外枠を止めるネジも空気穴を塞ぐ役割を果たしていたようでそのネジも止める必要があったようです。
全てのネジを止めたら音は出ました。
しかし、ドの音は出ない。
再戦
一度、食事休憩を取り、もう一度分解してみました。
もう一度ドの金属片を確認してみたのですが他の金属片がカリンバの用にピンとしているのに対し、グニャってなっているのに気づきました。
そしてちょっと動かしたら完全に折れる。
修復不可能!
これにて終了です!
壊れた鍵盤ハーモニカは・・・
このパーツが低音部と高音部で分かれているのでもしも別の鍵盤ハーモニカが同じ理由で高音部のどこかが出なくなったらパーツを利用することができるので捨てずに残しておきます。
あと鍵盤も万が一割ったりしたら再利用できるので。
おわりに
分解して思ったのは中身に関しては子どもが落としたりしても壊れにくい構造になってるんだなと。
もちろん、落としたり叩いたりして鍵盤を割ってしまったらダメになるけど。
金属片がダメにならないようにするには中につばを溜めないようにするのが大事なんだと認識しました。
あとぼくが今私的に使ってる鍵盤ハーモニカは昭和63年製で同い年のヤマハのピアニカなんだけど30年以上も楽器としての機能を持ち続けてるってすごい。
多分、しっかりとした使い方をしてれば楽器ってのは人間より長生きする可能性ははるかに高い。
今、所有してる楽器も所有してるという感覚ではなくあくまで「借りている」って感覚を持つことはとても大事なんじゃないかなって思った今日この頃です。
そんなかんじ。