為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

英検1級一次試験に合格!使用した参考書と勉強法を紹介!

2025年1月26日に実用英語技能検定の1級を受験してきました。

それ以前に受験したのは2017年でこのブログを開設してまもなくという時期でした。

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約8年ぶりの挑戦となった今回の試験ですが、無事に一次試験を突破することができました。この記事では、使用した参考書や具体的な勉強法について紹介したいと思います。

使用した参考書

単語帳

勉強の最初はキクタンにてスタートしました。

他の単語帳に比べると収録語数も少ないため、これだけでは正直言って全然足りません。

とはいえ、準1級を合格したばかりの英語力からのスタートであれば、とっかかりとしては悪くないと思います。

 

合格に一番近い英単語帳は、「出る順」なのではないかと思います。

特に語彙問題のカバー率は圧倒的で、試験対策として非常に有効だと感じました。単語帳の構成もよく考えられており、頻出単語が効率的に学べるようになっています。私はこの単語帳と後述のでた単を併用しながら学習を進め、語彙力の強化に努めました。

英検®1級 でた単

英検®1級 でた単

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「でた単」に関しては、ステージ2までしっかり取り組みました。各ステージごとに語彙が段階的にレベルアップしていくため、学習を進めるにつれて難易度が上がっていくのを実感しました。また、単語を単体で覚えるのではなく、例文やフレーズと一緒に学ぶことで、実際の試験でもスムーズに思い出せるようになりました。

その結果、語彙問題では22問中20問正解することができました。これだけの正答率を出せたのは、日々の学習の積み重ねと、適切な単語帳選びが功を奏したからだと思います。語彙力がしっかりと定着していることを実感でき、自信にもつながりました。

長文読解

英検の試験では、TOEICと違って問題用紙に直接書き込むことができるため、私はすべての問題をコピーし、書き込みながら解くスタイルを採用していました。問題文の重要な部分に線を引いたり、選択肢ごとにメモを書き込んだりすることで、どのように解答を導き出したのかを可視化でき、より効果的な復習が可能になります。また、書き込みながら解くことで、設問のパターンや自分のミスの傾向を把握しやすくなり、正確に解答する力を養うことができました。

旺文社の問題集は、試験の形式に慣れるためには非常に有効ですが、本番の試験よりも若干易しく作られていると感じました。そのため、より実践的な演習を積むために、ジャパンタイムズの問題集にも取り組むことをおすすめします。ジャパンタイムズの問題集は、語彙や読解の難易度が本番に近く、特に語彙レベルが高いため、試験本番で難しい問題に直面しても焦らず対応できるようになります。

私自身、旺文社の問題集で基礎を固めた後、ジャパンタイムズの問題集を活用することで、より高いレベルの読解力を身につけることができました。英検のリーディングは、単に文章を読めるだけでなく、時間内に素早く正確に解く力が求められるため、多くの問題に触れて実践経験を積むことが大切だと感じました。

 

 

 

リスニング

リスニングについては、正直なところ、特別な対策はしませんでした。

とはいえ、試験の傾向を把握し、出題形式に慣れるために過去問には一通り取り組みました。過去問を解くことで、英検のリスニングがどのような流れで進行するのかを把握し、問題ごとの特徴を掴むことができました。特に、Part2の問題では話の展開を素早く理解する力が求められるため、選択肢を先に確認してから音声を聞くなど、効率的な解答方法を意識するようにしました。

また、普段から英語の音声に触れる機会を意識的に増やしていたことが、結果的にリスニング力の向上につながったのではないかと思います。ニュースやポッドキャスト、YouTubeの英語コンテンツなどを日常的に聞くことで、英語のリズムやイントネーションに慣れ、速いスピードの音声にも抵抗がなくなりました。試験のためだけの対策というよりは、普段から英語に触れる習慣を持つことが、結果的にリスニング力を鍛える一番の近道なのかもしれません。

英作文対策

英作文対策には、ジャパンタイムズの「英作文問題完全制覇」を使用しました。

この参考書には、英検のライティング問題に対応するための質の高い例文やフレーズが豊富に掲載されており、非常に役立ちました。私は毎日、参考書の「コンテンツブロック」を写経することで、頻出の表現や論理的な文章構成を身につけるようにしました。単に読むだけでなく、実際に手を動かして書き写すことで、自然とフレーズが記憶に定着し、自分の文章にも取り入れやすくなりました。

また、英作文の練習として、毎回自分でエッセイを書き、それをChatGPTに入力して添削してもらうことで、文法のミスを減らし、より自然な表現を身につけることを意識しました。特に、論理の一貫性や説得力のある表現を強化するために、修正された文章と自分のオリジナルの文章を比較しながら学習を進めました。AIを活用することで、細かいミスの指摘だけでなく、より洗練された言い回しを学ぶことができたのは、大きなメリットでした。

さらに、要約問題の対策として、ChatGPTに例題を作成してもらい、それをひたすら解く練習も行いました。要約は、文章の要点を的確に抽出し、簡潔にまとめるスキルが求められるため、最初は難しく感じましたが、繰り返し練習することで徐々にコツを掴むことができました。特に、「主張」と「根拠」を明確に分けることを意識しながら取り組むことで、より論理的な要約ができるようになりました。

英作文のスコアを上げるためには、単に知識をインプットするだけでなく、実際にアウトプットする機会を増やすことが重要だと感じました。特に今回の結果ではライティングに特に課題が残る結果であったので、今後も、継続的に英作文の練習を行い、より精度の高い文章を書けるようにしていきたいと思います。

 

おわりに

 

まだ来月には2次試験の面接も残っています!

1次試験を突破できたことは大きな自信につながりましたが、まだ気を抜くわけにはいきません。英検の面接試験では、短時間で的確に自分の意見を述べる力が求められるため、スピーキングの練習を徹底していきたいと思います。

まず、基本となるのは過去の面接問題に慣れること。頻出の質問やトピックを把握し、ある程度の回答パターンを準備することで、本番でも落ち着いて対応できるようになります。また、スピーチだけでなく、面接官とのQ&Aのやりとりもスムーズにこなせるように、想定問答を繰り返し練習する予定です。

本番までの時間を有効に使い、着実に準備を進めていきます。絶対に合格を勝ち取るぞ!頑張る!