今回で23曲目です。
黒本の収録曲が227曲なのでここで全体の1割は触れたことになります。
とはいえ黒本2も含めたらまだ1/20だし、黒本以外にも名曲はあるのでまジャズの海の深さを感じます。
さて、そんな23曲目はBLUE MONKです。
「Blue Monk」は、アメリカのジャズピアニストであるセロニアス・モンクが作曲した楽曲です。この曲は、彼の代表作の一つとして知られており、多くのジャズミュージシャンによって演奏され、録音されています。
「Blue Monk」は、4/4拍子の中に、シンプルなメロディと印象的なリズムが特徴です。また、曲の構成は、コード進行によって支えられており、ジャズのスタンダード曲の中でも人気があります。
この曲は、1954年に初めてレコーディングされ、その後、数多くのミュージシャンによって演奏され、録音されました。例えば、ジョン・コルトレーン、チャーリー・リズ、ウェイン・ショーター、デクスター・ゴードン、ハービー・ハンコックなどの有名なジャズミュージシャンがこの曲を演奏しています。
「Blue Monk」は、セロニアス・モンクが作曲した多くの楽曲の中でも、最も有名なものの一つであり、現代のジャズ音楽の歴史において、非常に重要な楽曲となっています。
曲のコード進行は以下の通りです。
||: Bb7 | Eb7 | Bb7 | Bb7 |
| Eb7 | Eb7 | Bb7 | Bb7 |
| F7 | F7 | Bb7 | Bb7 :||
この曲は、12小節のブルース形式の中でも比較的単純なコード進行を持っているため、初心者にも演奏しやすい曲の一つです。
以下は代表的な名演です。
セロニアス・モンク:オリジナル・レコーディング(1954年)
テリー・アダムス:『アット・オン・ユニティ・テンプル』(1975年)
アート・ブレイキー・アンド・ザ・ジャズ・メッセンジャーズ:『モア・オブ・ザ・モンクス』(1988年)
チック・コリア:『ヴィジョンズ』(1976年)
ジョン・コルトレーン:『ザ・ヘヴィウェイト』(1962年)
これらの演奏は、それぞれ異なるアプローチで「Blue Monk」を演奏しています。
セロニアス・モンクのオリジナル・レコーディングは、彼の独特なピアノ・スタイルとブルース感覚が色濃く反映されています。
他のアーティストたちは、それぞれの個性を出しながら、曲のエッセンスを捉えた名演を残しています。