為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

黒本日記14 BAG'S GROOVE

黒本日記も今回からは頭文字Bである。

そんなわけで本日はBAG'S GROOVEである。

これもBluesという括りでまとめてもいいかとは思いつつも横着はせずにしっかり取り上げていきたいと思う。

 

まずはやっぱりマイルスの音源は外せないだろう。

BAGS GROOVE

BAGS GROOVE

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作曲者でもあるミルト・ジャクソンのヴィブラフォンも映えるテイクだ。

このテイクにてメロが二周目で4度上になるので12小節ではなく24小節で書かれている。

基本的には同じペンタのフレーズが3回繰り返されるシンプルなメロだ。

ジャズ・ブルースの中では2、3番目くらいにシンプルなメロだ。

往々にしてジャズ・ブルースはアップテンポで演奏される曲が多いけれどこの曲はミドルテンポで演奏されることが多い(気がする)。

 

ギターで好きなのはやっぱりジム・ホール。

Telepathy

Telepathy

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これもまたロン・カーターとの演奏だ。

ジムホールのジャズ・ブルース。

 

ジム・ホールといえばビル・フリーゼルとのデュオも良い。

Bags Groove

Bags Groove

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こちらはちょっと王道のジャズ・ブルースから少し離れてコードの解釈も変わってる。

ビル・フリーゼルらしい浮遊感のある進行がなんとも心地よい。

 

テーマがFのマイナー・ペンタで出来ているのでFマイナーペンタ一発でソロを取ることもできるけれどもそれだけでは少し味気ない(もちろんペンタだけでかっこいいソロを取る人はいる)

とは言っても脱マイナー・ペンタ一発を考えた時にどこから始めたらいいかというのは迷うところだとは思う。

 

個人的には

・メジャーペンタとの混合

・D7のドミナントフレーズ

・Gm7-C7のツー・ファイブ

あたりから狙っていくのが取っ付きやすいんじゃないかなと思う。