為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

黒本日記9 ANTHROPOLOGY

この黒本日記を書きながら触れていくことで曲そのものも暗記していくことも目的にしてるんだけど9曲目にしてそろそろ辛くなってきた。

そんな今日はANTHROPOLOGY

 

ディジー・ガレスピーとチャーリー・パーカーの演奏で知られるこの曲。

 

ソニー・ロリンズのOleoと同様に「リズム・チェンジ」という進行で書かれている。

つまりI got a rhythmやOleoのメロ違いと言ってもいい。

ちなみにI got a rhythmは黒本1には掲載されておらず黒本2に掲載されている。

確かに I got a rhythmを演奏する頻度よりOleoとかの方が演奏される頻度は高い気がする。

 

ANTHROPOLOGYのギターでの音源はあまり知らない。

Oleoはいっぱい知ってるんだけども。

 

まずはテーマ覚えることが肝要な曲だと思う。

テンポは基本的に早い。

 

OleoだとD7-G7-C7-F7の進行のところのメロが指定してないのでこの進行でのメロディーの一つとしてANTHROPOLOGYのテーマは覚えてしまってもいいと思う。

余談だけどジャズにおけるテーマというのはそのコード進行における一つの「正解」になるのでアドリブの手法も大事だけどそれと同いくらいテーマをしっかりと覚えて弾けることは大切なことだと思います。

 

せっかくなのでリズムチェンジに関しての考え方を一つ。

難しくリハーモナイズすることも多いし、コードが2拍ごとに変わるので追っかけていくと非常に難しく感じるけど逆にシンプルにしていくととっつきやすい。

1〜8小節目の進行はすごく簡単に考えると1小節ごとに

Ⅰ-Ⅴ-Ⅰ-Ⅴ

Ⅰ-Ⅳ-Ⅰ-Ⅴ

と捉えることができる。

マイナー・コンバージョンの逆をやった感じ。

そう考えてみればBbのメジャーペンタとかで弾き切ってもそこまで違和感はない。

ここから初めて少しずつドミナントフレーズとかに手を伸ばしてみるのが最初はいいのだと思う。