為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

黒本日記5 ALL OF ME

今回はALL OF ME。

結構な頻度でセッションで演奏される。

キーもCだし、テンポもあまり速くならない曲なのでジャズギターの取っ掛かりには最適な曲。

コード進行もセカンダリードミナントやサブドミナントマイナーと揃ってる。

 

ギターだとパッと思いつくのはジャンゴ・ラインハルト。

 

Anthology

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歌ものなのでボーカルが入ることもある。

その場合キーE♭とかA♭でやることも多い。

インストよりも歌ものの方が音源が多い印象。

ロッドスチュワートが歌ってるのも好きだな。

 

進行はABAC。

セクションAの進行はC→E7→A7→Dm7の流れ。

冒頭のCは譜面によってはCM7と書かれていたりもするけどテーマがC音で始まるのでCM7よりはC6とかを鳴らした方がテーマに干渉しない。

E7を弾いたらAm7に進みたくなるけどA7に進むダブルドミナント。

3度に着地させるドミナントフレーズを弾くときは注意。

とはいえAm7の3度はC音だけどA7の♯9なので弾いても別になんてことはない。

 

セクションBの進行はE7→Am7→D7→G7

最後のG7は正確にはツーファイブだけどシンプルに考えればD7→G7のダブルドミナントになる。

D7はオルタードではなくリディアン♭7がアヴェイラブル・コード・ノート・スケールになる。

 

セクションCはサブドミナントからのサブドミナントマイナー。

All the things you areなどによくあるⅣM7-Ⅳm7-Ⅲm7-Ⅵm7の進行なのでそれのキーCでの練習としてしっかりとフレージンクを練習したい。

 

テーマもシンプルにコードトーンだからソロギターにもしやすい。