今回は鍵盤ハーモニカにおいてのクロマチックの弾き方について考えてみる。
譜例その1
ドから始まって2オクターブ上下するという譜例。
運指のパターンは一定なので息が続くのであれば鍵盤の端から端まで練習しても良いかもしれない。
この運指パターンはピアノのハノンの運指パターンでもし鍵盤ハーモニカを机や膝において演奏するのであればこのパターンで差し支えないと思う。
譜例その2
音使いは先のその1と同じだが運指を変更して中指ではなく人差し指を多用する弾き方にした。
もし左手で鍵盤ハーモニカを持って演奏するスタイルの場合こちらの運指の方が弾きやすいと感じる。
もっともこれはぼく自身がピアノの経験に乏しいこともあるのでピアノの経験があってその1の運指の方が姿勢を変えても楽だというのであればそっちでもいいと思う。
譜例その3
クロマチックの応用。
枯葉のコード進行に対して3度の音をクロマチックで追っていくというもの。
クロマチックはお手軽に「ジャズ感」を出すことができるが着地点が重要となる。
その着地感を養うための譜例。
譜例ではターゲットトーンの一拍半手前からのクロマチックアプローチにしてみたけど難しければ最初は半拍・一拍と徐々に増やしていくのがいいかもしれない。