こちらの記事の続きになります。
今回は鍵盤ハーモニカがいつ・どのようにして生まれたかということとその鍵盤ハーモニカがどのようにして日本の学校教育に普及したかを見ていきたいと思います。
鍵盤ハーモニカ誕生
いわゆる吹き込み口を持つ鍵盤という観点ではすでに19世紀よりちらほらと存在していたようです。
現在の鍵盤ハーモニカの形状として製造されたのは1957年にドイツのホーナー社より出された「メロディカ」でした。
こちらに関しては今も続く鍵盤ハーモニカの代表メーカーであり、そのことから海外では鍵盤ハーモニカ全体を「メロディカ」と呼ぶのが一般的なほどです。
当初からヨーロッパでは教育楽器として製造され多くの教育現場で用いられていました。
日本での普及
追って日本においても1960年代からメロディカの輸入が始まりました。
ところが当初は高価なものであったためメロディカとして普及することはあまり無かったようです。
1961年からは鈴木楽器製作所より「メロディオン」、東海楽器製造株式会社より「ピアニカ」が発売されました。
ここから鍵盤ハーモニカは日本の音楽教育の中で普及していくこととなるのです。
(後日加筆予定)