日本を代表する花と言えば「桜」であると思います。
そのイメージは外国人にとっても強いようで日本=桜というイメージを一定数の人が持っているようです。
そんな日本の国花でもある桜ですが、今日は活動先のヨルダンの学校の授業にて日本の伝統的な楽曲でもある「さくらさくら」を紹介することにしました。
ちなみにぼく自身この曲名を「さくら」だと思っていてずっとそれで検索して音源を探していました笑
「桜」という曲名の楽曲は日本ではとても多いですね。
日本人が桜という花を特別視していることがここからも感じ取れました。
正確な楽曲名は「さくらさくら」。
元々は江戸時代に箏の手ほどき曲として作られたもののようです。
その後歌詞をつけられて日本の代表的な歌曲として歌われたようです。
さくら さくら
やよいの空は
見わたす限り
かすみか雲か
匂いぞ出ずる
いざや いざや
見にゆかん
この上記の歌詞が元々の歌詞のようです。
昭和16年に歌詞が改められたようで一般的に音楽の教科書には以下の歌詞が載せられています。
さくら さくら
野山も里も
見わたす限り
かすみか雲か
朝日ににおう
さくら さくら
花ざかり
こちらの歌詞を1番、先の古い歌詞を2番として扱ってるものも非常に多いです。
本日の授業では古いほうの歌詞を使いました。
古いほうを扱ったことに特に深い理由は無かったのですが単純にこちらの方が歌詞の意味を説明しやすいと思ったのです。
まずは曲を生徒に聴かせました。
使用した音源は以下のものです。
2回くらい聴かせた後に歌詞をホワイトボードで平仮名で書きました。
その後歌詞の意味をカウンターパートの先生の助けも借りながらアラビア語で説明します。
しかし、子どもたち楽曲を聴く時は真剣に聴くのだけど、説明は中々聴かない笑
説明よりも音源を流したパソコンに興味を持ってたり、説明中でも「さくらさくら」と歌い始めたりと。
中々思うように説明が進まないのは心苦しいところもあるけど、興味のアンテナが張ってるということは非常に良いことだと思う。
寝るような子はいないし。
一通り説明を終えたあとは平仮名の下にローマ字を振って音源に合わせて一緒に歌う。
中々みんな元気に歌ってくれる。
それに覚えるのがとても早い。
数回歌ったあとは最後に現代の日本人が桜に対してどういったことを関連づけるのかも話す。
日本では3月に学校を卒業し、4月に学校を入学するから桜は出会いと別れのシンボルになること。
ちなみにヨルダンでは学校が始まるタイミングは10月です。
そんな感じで40分の授業時間が過ぎました。
これを複数のクラスで行いました。
反応はどのクラスも大体同じでした。
後ほど同僚の先生にヨルダンの国花について聞きました。
ヨルダンの国花は「ブラックアイリス」でアラビア語では「サウサン」です。
「サウサン」はヨルダンでも女性の人名にも使われていてよく見かける名前です。
日本でいうところの「桜さん」みたいなものなのでしょうね。
でもヨルダンの人は日本人の桜のようにはブラックアイリスを特別視していないようです。
それよりかは「ジャスミン」の方が「おはよう」を意味する「サバーフ・ルヤスミーン」が存在するように存在が近い気がすると言っていました。
何はともあれ日本の「桜」という存在や伝統的な歌曲である「さくらさくら」を伝えられたのかな。
もっと日本のこと知ってもらいたいし、ぼく自身も日本に対する理解を深めたいなぁと感じております。
そんなかんじ。
ではでは!