せっかくアラブ圏に住んでいて、周囲の人たちが演奏したり歌っている音楽を理解しようと思ってちょっとアラビア音楽というものを勉強してみることにしました。
さて、そこでヨルダンではどういう音楽が好まれてるのかをCD屋のお兄さんに聞いたところやはりAmr Diabなんかは好んで聴かれているという。
アラブの最近のポップスの中では中東の匂いをあまり感じさせないものも増えている気がする。
しかし、タクシーの開きっぱなしの窓から爆音で流れてくる音楽なんかはまさに中東のそれというような音楽が流れて来ます。
おそらく「中東らしさ」という言葉を使ってしまうとあやふやになってしまうのでぼくが思う中東らしい楽曲を挙げるとアラビアンナイトのイントロだろうか。
RPGなんかで砂漠の国に行ったら流れてきそうな「あの感じ」である。
はてさて、こういう雰囲気をどうやったら出せるのかと思い「アラビア スケール」なんかで検索してみることにした。
したらいくつか出てみたので下に挙げてみる。
1. C Db Eb F G Ab Bb
まずGoogleにて「アラビア スケール」と検索した時に丁寧に説明されているブログがあったのでそれを参照してみました。
実際にこのやり方で曲も作られており非常に参考になりました。
このスケールですがEbとBbの音は1/4音ほど下げるのが中東音階のようです。
そのためピアノやフレットのあるギターでは再現ができません。
1/4下げないとただのフリジアンスケールです。
これをこのまま工夫せず旋律を弾いてもフラメンコぽい雰囲気になります。
2. C D Eb F G A Bb
「ラースト」と呼ばれる音階らしい。
これもEbとBbの音は1/4ほど音程を下げると良いらしい。
それをしない限りはただのドリアンスケールである。
ChameleonやSo Whatのソロにありそうなフレーズしか出てこない。
3. C Db E F G Ab B
この音階であれば3度であるEがナチュラルなのにフラットがつくという不思議な感じが漂います。
多分僕らが思う「アラビアぽい」というのはこれなのではないでしょうか。
非常に安易な考え方ですが。
実際にこの音階を使って何か曲をアレンジしてみることにしました。
ヨルダンの首都である「アンマン」にあやかって『アンパンマンのマーチ』を編曲してみました。
Logic Pro Xに内臓されてるウードの音色とループ音源を使用しました。
なんとなーく、「アラビアぽさ」は出たのではないかと。
終わりに
アラビア音階も奥が深くここで紹介した以外にもたくさんの音階があるようです。
今回はほんの薄っぺらい部分だけを触ってみただけなので今後も勉強をしてみようという意味を込めて記事のタイトルに「その1」なんてつけてみました。
今後も記事にするかどうかはさておき、せっかくアラブ圏に滞在しているので日本ではできない勉強をしたいなーと思っております。
ではでは!