最近、ジャズのアドリブについて教える機会が仕事でもプライベートでもあります。
よく「ジャズって難しいんでしょ?」という言葉が出てくる理由に色々とスケールとかコードとかテンションとか理論的な話が出てくるからだと思っています。
もちろん、理論書とかで包括的に勉強するのが良いとは思うのですが高校生とかに教えるにあたってはもっとシンプルに教えたいなと思うことが多々あります。
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しかし理論書を読んでもそれがすぐにアドリブに生かせるかは別でそれの応用のさせ方を学ばないといけないと感じます。
では、その応用をするために必要な最低限の理論知識について考えてみました。
ダイアトニックコード
まずはダイアトニックコードに関しては必要不可欠な知識だと思います。
ダイアトニックコードとはKeyがCであれば
CM7, Dm7, Em7, FM7, G7, Am7, Bm7(b5)
の7つとなる。
もちろんKeyがFであれば
FM7, Gm7, Am7, BbM7, C7, Dm7, Em7(b5)
になるので12Keyとまではいかなくてもジャズでよく使うKeyはすぐに言えるようになりたい。
なぜ最低限の知識かというとダイアトニックの進行であれば極論を言えばそのKeyのメジャースケールを弾けばなんとかなるからである。
もちろん極論であることは承知である。
その上で今練習してる曲のどこがダイアトニックコードでどこがノン・ダイアトニックコードであるかがわかる必要がある。
次のステップがノン・ダイアトニックコードをどう処理するかという話になるからだ。
そのためにもダイアトニックコードについては最低限の知識だと考える。
もちろん合わせてKeyという概念も理解している必要がある。
3つのスケール
コードと並行して最低限知って欲しいのが3つのスケールである。
・メジャースケール(C, D, E, F, G, A, B)
・ハーモニックマイナースケール(C, D, Eb, F, G, Ab, B)
・メロディックマイナースケール(C, D, Eb, F, G, A, B)
他にもスケールは色々あるけどこの3つが最低限である。
なぜならジャズでよく出てくるオルタードスケールもリディアンb7スケールもメロディックマイナーの始まる音を変えるだけで出来上がるからである。
つまり音の配置という点だけ言えばこの3つを知っていればあらゆるスケールを学ぶ土壌となるのだ。
まとめ
もちろんジャズという海は非常に広く、知識だけで言えばキリがありません。
けれども上記の最低限の知識を持っていればそれが新たなことを学ぶに前提知識なり得るのではないでしょうか。
もし、この前提知識をまだよくわかっていないのであれば簡単な理論書を手に取っても良いと思います。
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そんなんで高校生にジャズを教える際はまずはこの知識から教えようと思っています。
教えてる内容もブログに書けたらいいなぁ。
そんな感じ。