為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

上海の外灘で「中国茶詐欺」と呼ばれるぼったくりに遭った話

観光地。

多くの人が集まるそこには旅に浮かれ気が大きくなっている観光客がいる。

今回はそんなネギを背負ったカモを小狡く狙う人たちの話。

 

自分がカモになるとは思ってもいなかったけどね!!!

 

2017年の8月の休暇に上海の有名な観光地である外灘に行きました。

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昼も夜も綺麗な景色を見ることができるので観光客で溢れています。

 

そこで外灘観光トンネルから出て川に沿って景色を眺めながら北に向かって歩いていると2人の夫婦に話しかけられました。
40代〜50代くらいだったかな。
中高生くらいの子どもがいそうな感じ。

 

中国語で最初は話しかけられたのだけど慣れない中国語を喋ると英語にシフトされました。
写真を撮って欲しいというので快諾して男性のスマホを借りて東方明珠塔をバックに写真を撮りました。
さらにぼくの写真も撮ってくれるというのでスマホを貸して写真を撮ってもらいました。

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彼ら自身も荷津(北京寄りの場所らしい)から来て観光中だと言ってたのでここでは怪しいとも思わずに会話をしていました。
すぐ近くに外白渡橋って有名な橋があるらしいよと言われて一緒に観に行くことに。

 

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数10メートル歩くと橋があって彼らが持ってる観光パンフを見ながら紹介をしてもらいました。
この説明は至極真っ当でここでは感謝の気持ちで話を聞いていました。

そのままパンフに中国式の茶道の記事があり、この近くにも中国茶のお店があるみたいだから一緒に行かないかと提案があったので快諾。
お店までの道中では仕事の話や歴史について話をして内容も学がある人のソレだったので怪しい人だとは全く疑えず。

 

お店に着くと椅子に座らされ店員さんがお茶を紹介しながらお猪口に入れてくれます。
とても速い中国語だったので全く聞き取れず一緒にいた夫婦が説明をしてくれます。

その説明も至極真っ当で中国茶の作法とか歴史とか夫婦が説明してくれるの。
調べないとわからないけどその説明はホントなんだろうなと思う。
お茶やお店の写真を撮っても良いか尋ねるとそれはダメと言われる。
ちょっと不思議な気持ちになる。

 

お猪口くらいのお椀だからすぐ飲み終わっちゃってどんどん次のお茶を入れてきます。

しかし。3杯目を飲んだ時にふと値段が気になり、値段を尋ねました。
「しまった!」という顔をされたのでこの瞬間に怪しさがマックスに。
しつこく値段を尋ねると店員さんがメニューを出してくれ、そこには一杯50元、サービス料30元と書かれていました。

すでに180元(3000円くらい)、これ以上金を使うわけにはいかないと思ったぼくは慌ててそんなにお金は無いからここまでにしておくと言いました。
色々勧められたがホテルのチェックインの時間も迫っていると話し、店を出ました。

 

実際に50元のお茶もあるし、不思議な金額では無いのだけど最初に値段を提示されず、後からメニューを出されるのもおかしいなと思って後からネットで検索すると… 

 

anond.hatelabo.jp


あるある!
まんまコレだよ!

 

流れがほとんど一緒。

むしろ180元で済んだのは不幸中の幸いでした。
3杯目で気にならずそのままでいたらドンドン請求額が高くなっていたわけですね。

 

ネットで検索すればいっぱい出るのにそこまで情報を集められなかったのは完全にぼくの準備不足でした。

ニューヨークに行った時もメガネ詐欺に遭いかけたました。

 

d.hatena.ne.jp

 

この時は払わずにやり過ごしたけどこれを学習出来てなかった。


悔しいのはこの一件があるからこれ以降話しかけてくる中国人みんなが怪しい人に見えてきてしまったこと。
ホントは悪い人なんて一握りなのにね。

「悪い人は怪しさを持って近寄ってこない」ということを身を以て感じた一件でした。

カタコトの日本語で「オニイサン、マッサージ〜」なんて声かけられたらまだ警戒出来るんですけどね(笑)


皆さまもご旅行の際はお気をつけください。

 

そんな感じ。