為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

鍵盤ハーモニカ分解してみた その2

こんにちは、こましんです。

 

いつものように学校にて授業をしていた時のことです。

ヨルダン国歌の「王に栄えあれ」を鍵盤ハーモニカで扱っていました。

最初のフレーズが「ドードーレミー」とシンプルなフレーズなのですがどこからかAmの響きが聴こえてくるのです。

 

二音目のドが消えるみたいなミスは想定内なのですが「ドードーラミー」のようにラに飛ぶというのは不自然に感じてその子のところに行って見てみました。

 

そこで彼の鍵盤ハーモニカを見た時に気づきました。

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レと下のラの鍵盤が逆になってる!

 

この鍵盤ハーモニカはあらかじめ鍵盤の方に音名と数字が彫られているのですがおそらく組み立ての段階で逆につけられてしまったのでしょう。

 

普通の鍵盤ハーモニカであれば形が同じ鍵盤であればどこにはめても良いのでしょうが音名と数字が彫られている以上は順番通りにしておかなくてはいけません。

 

 

そんなわけで家に持って帰ってまたまた分解して直すことに。

 

分解した

 

www.stevekaufmann.xyz

 

前回の記事の時と同様にネジを外して鍵盤の部分を取り出します。

そして該当の鍵盤のバネを外します。

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ところが気づきました。

鍵盤は端から取り外せるようになっております。

その該当の鍵盤のバネを外すだけでは鍵盤が取り外せないのです。

 

そんなわけで左側から一つずつ外していきます。

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白鍵だけでなく黒鍵も外す必要があります。

バネを外す際に反動でどこかに飛んでいかないかだけ細心の注意を払います。

 

あとはシンプルに鍵盤を入れ替えて外した鍵盤を戻して終了です。

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終わりに

 前回に続く鍵盤ハーモニカの分解でしたが鍵盤を外す際は端から外していかなくてはいけないというのは発見でした。

こうやって、身近な楽器のことをもっと知っていけたらいいなと強く思います。

 

あと鍵盤に先に音名が振られているのは便利だと思う反面、その弊害もあるなということも感じました。

ぼくらはドレミの順番はある種の常識として知っているところはあるけれども本当はまずここからというのを改めて実感させられました。

自分にとっての「当たり前」は誰かにとっての「当たり前」にはならないのです。

それこそ「当たり前」のことなんですが時々忘れてしまうことでもあるので今後も気をつけてやっていきたいです。

 

 

そんなかんじ。