為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

青年海外協力隊の音楽隊員として中東のヨルダンに向かう元音楽教師ギタリストが「音楽」、「語学」、「旅」のことを書き連ねるブログ

カポタストとその使い方についての考察

アコースティックギターを弾くときの必需品にカポタストがあります。

 

ぼくもアコースティックギターを弾くときは頻繁に使用しています。

 

時々、「カポタストを何フレットにつけるべきかなー」なんてちょっと考えることもあるのでメモの意味でも使い方を書き記してみようと思います。

 

カポタストとは

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この写真のギターのネックについているものがカポタストです。

 

カポタストはもともと「指板の頭〔先端〕」を意味するcapodastrocapo tastocapotasto から由来しているそうです。

 

一般的には略してカポと呼ばれます。

 

弦の長さを任意に短くすることで、ギターを移調することができます。

 

取り付けるフレットに対して「2カポ」というような呼び方をします。

 

 

なぜカポタストを使うのか

カポタストを使う理由をは2つあると考えます。

 

一つ目は「キーを簡単にする」ことです。

 

例えばキーがDbとかGbとかの場合、コードネームにフラットが頻繁に出てくるようになります。

 

特に初心者の場合はフラットやシャープが多用されるキーよりかはCやGなどのシンプルなキーの方が圧倒的に弾きやすくなります。

 

二つ目は先ほどの理由とも一部重なるのですが「開放弦を使えるようにする」ことだと思います。

 

必然的に先ほどのキーを簡単にすると同義になるのですがある文脈においてはちょっとだけ意味合いが変わります。

 

例えばフラットが一つのFのキーは一見簡単なキーに思えます。

 

しかし二弦の開放弦がB音のためFのキーにおいては2弦の開放弦は使えません。

 

ならば簡単に見えるFのキーにおいてもカポタストを3フレットにつけてのDキーとして演奏する方が開放弦を効果的に利用できることになります。

 

 

カポタストを何フレットに使うか

それではキー別にカポタストを何フレットに使うかの例を示してみましょう。

 

もちろん以下に示す以外にも複数の選択肢が考えられると思います。

 

ぼくにとっての基本的な選択肢と場合によっての第2の選択肢を括弧で示します。

 

あとはカポタストではなくチューニングを半音下げるという手段もあります。

 

C→使わない

G→使わない

D→使わない(2フレットでC)

A→使わない(2フレットでG)

E→2フレットでD(4フレットでC)

B→2フレットでA(4フレットでG)

Gb→4フレットでD(半音下げチューニングでG)

Db→1フレットでC(半音下げチューニングでD)

Ab→1フレットでG

Eb→3フレットでC(1フレットでD)

Bb→3フレットでG(1フレットでA)

F→3フレットでD(使わない)

 

 

 

曲中に転調する場合

曲中の転調はポップスだと大きく分けて二つです。

 

一つ目は同主調への転調です。

 

例えばキーがCからCm(E)となるパターンです。

 

これはAとAm(C)とかDとDm(F)あたりに持って行くと弾きやすくなるんじゃないかなと思います。

 

ぼくはいつも同主調への転調は演奏するキーをAかDになるようにカポタストをつけています。

 

それか曲調によってはカポタストをつけないかですね。

 

 

二つめの転調は半音または1音上への転調です。

 

1音上の転調であればCからDとかGからAあたりだと簡単に弾くことができます。

 

半音上は基本的に簡単なパターンは無いです。

 

諦めてバレーコードを多用して弾くか曲中にカポタストを動かすかしかありません。

 

 

あと流石に3度の転調が連続するとかそういう場合はもうカポタストを使うのを諦めます(笑)

 

 

どのカポタストを使うか

ぼくはカポタストは二つ所持しています。

 

 一つ目はPlanet Wavesのカポタスト。

 

こちらはライブなどで使用しています。

 

というのも着脱が簡単なので先の項で述べた曲中に半音の転調をするときなどで一瞬でフレットを変えることができるのが強みです。

 

 

とはいえそれでも休符を作るかバレーコードを伸ばし続けるかしないとカポタストを動かせないので、ピボット(転調の箇所)の時も弾き続けていないといけないような曲では無理ですが。

 

 

SHUBB シャブ カポタスト アコースティックギター用 ニッケル C-1 Nickel

SHUBB シャブ カポタスト アコースティックギター用 ニッケル C-1 Nickel

 

 二つめはカポタストでは王道のSHUBBのカポタストです。

 

レコーディングなどではこちらを使用しています。

 

ガッチリと支えてくれるので安定して使うことができます。

 

 

 

まとめ

便利な器具カポタスト。

 

アコースティックギターを弾く人であれば必須のものだと思います。

 

特にアコースティックギターは開放弦の方がハイフレットに比べてよく響きます。

 

そのため、できるだけその持ち味を生かしていきたいものです。

 

簡単にするためだけに使うのではなく、できるだけ音楽的に意味を持たせて使用していきたいですね。