為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

鍵盤ハーモニカを学校で取り扱い始めました

こんにちは、こましんです。

夏の終わりぐらいからずっと鍵盤ハーモニカを集めていました。

WPCで鍵盤ハーモニカを実践してから学校でもできるんじゃないかということを思い立ち初めて学校でも実施してみようと思ったのです。

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アンマンにTXONというお店があるのですがそこに鍵盤ハーモニカが置いてあるので基本的にここで買っていました。

ヨルダンのメーカーのため比較的安価に買うことができるため大量に購入するには一番良いかなと思ったのです。

外国製のものになると関税と輸送費が中々高くついてしまいそれこそ一つ買うにも日本円にして1万円近くになってしまうこともありひとまずはこのTXONで集めることにした訳です。

カラーリングも豊富なので子どもたちの受けも良いしデザインも可愛い。

 

そんな訳で今の時点でおよそ30個ほど購入したところで在庫を切れさせてしまいました。

発注をしてもらおうとメールを送ったりしてるのですが中々思うように前に進まないのが現状です。

 

今、活動してる学校のうち片方の学校では昔に鍵盤ハーモニカを含め色々なものを日本から送ってもらったことがあり、10個ほど学校にすでにあったのでひとまずはそれと合わせて40個ほどの鍵盤ハーモニカが学校に置かれることとなりました。

 

クラスによっては人数が50人を超えるためまだ全てのクラスで実践ができる訳ではないのですが比較的1クラスの人数が少ない5年生から鍵盤ハーモニカの授業を行うこととなりました。 

 

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今までは歌や簡単なリズムアクティビティだったのですが鍵盤ハーモニカを始めることによって楽譜を取り扱うことにもなりました。

 

彼らの中にはいわゆる「ドレミファソラシド」という音名にも馴染みがないのでまずはこれを覚えるところからスタートです。

 

余談なのですがアラビア語では母音が3つしかないため彼らは「レ」を「リ」と発音します。

ぼくは今までD音を「Re」、D#音を「Ri」と発声していたのでちょっとだけ戸惑ってます。

とはいえシのB音もぼくは「Ti」で、彼らがぼくに合わせる必要はないので「ドリミファソラシド 」で授業はやっています。

 

とりあえずひとまずは音の名前とそれがどの鍵盤なのかというところからスタートです。

 

一年通して実感したのですが歌に比べると子どもたちは楽器を触る方が好きなようです。

 

今までは「楽しい」とか「協働」とか「聴くこと」というのをポイントとして授業を行なってきたのですがこれからはそこにもうちょっと音楽的なものとして昇華していけたらなと思ってます。

 

あとは全てのクラスでできるように、もう一つの学校でもできるようにとなんとかして鍵盤ハーモニカを集めないとって感じです。

 

そんな感じ。