為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えています。

ヨルダンで1年間過ごしてみて(日常生活編)

こんにちは、こましんです。

 

来月でヨルダンに来て一年が経ちます。

一年を振り返るにはちょっとだけ早いのですが明日から学校も新学期が始まり一つの節目はここかなと思うので一年過ごしてみた実感みたいなものを書き連ねてみようかなと思ったのです。

 

 

ヨルダンでの日常

まずヨルダンでの日常を一言で語ると平和そのもの。

犯罪の類には今のところ一度も遭ったことはなく嫌な思いをすることもほとんどない。

街の人は基本的にホスピタリティに溢れていて小さなお菓子屋で小さな買い物をしようとすると「お金はいらない」なんて言われることもたまにある。(いずれお返しにキロ単位でお菓子を買いたいと思っている。)

 

以前財布を落としたことがあったけどその時も財布の中身は抜かれずにちゃんと警察署に届けられてた。

まあ、これはケースバイケースなので何とも言えないけど。

でも、「落としても絶対に返ってこない国」ではない。

 

 

ヨルダンでの食生活

24時間やってるコンビニのようなものはないが薬局は24時間やっている。

ぼくは偏頭痛持ちなので頭痛薬が切れると結構キツいのだけど夜中でも近くの薬局に買いに行けるのはありがたい。

夜中にお菓子とかを買いにいけないこともあって夜食を取ることはなくなった。

あと日本と違って商店に出来合いの弁当とかおにぎりとかも無いので食事へのハードルが上がる。

近所のファストフード店までは結構距離があるので必然的に自炊の回数は増えた。

そんな健康的な生活を送ってたら家のすぐ近くにマクドナルドがつい先日オープンした。

 

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基本的に外食をしようとすると日本とあまり物価は変わらない。

マクドナルドを例にするとビッグマックのセットだけは2.5JD(約400円)と日本より安いがそれ以外のセットは4JD(600円)を超えていくので割高である。

中東料理屋だと比較的安いがマンディーの弁当みたいなもので3JD(約450円)なのでそこまで安くは無い。

一方で自炊をしようとするとナスやトマトが1kgで0.5JDもかからなかったりする。

メロンも夏のシーズンだとサイズにもよるけど1玉2JDくらいで買えちゃう。

参考程度に缶のコーラで0.3JDである。

 

逆に考えると日本の外食がいかにコストが抑えられ安く提供されるているかというのを考えてしまう。

削られたコストのしわ寄せは一体どこに寄せられているのかを想像すると辛いものもある。

 

ヨルダンの交通

交通の話をしよう。

ヨルダンには鉄道というものは無い。

そのため交通手段は基本的にタクシーかバスになる。

バスは目立つようなバス停はほとんどなく基本的に道中でバスを止めて乗り降りすることになる。

バスの路線も全く最初は読めなくて苦労したものだが今では慣れてしまった。

 

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バスは始発の場所から乗ろうとすると出発まで結構時間がかかる。

と言うのもある程度の乗客が乗ってきてバスが出発するという形式なのだ。

だから、バスの時刻表という概念も空港バスなど一部のバスを除いては存在しない。

何時に目的地に着くかというのはアッラーだけが知ってるのである。

そのため基本的には早めに時間を見積もって出るようにしているが一方で「遅れる」ということへの抵抗が日に日になくなってきてるということは感じる。

 

バスがあまり運行してない場所に関してはタクシーを使うことになる。

タクシーは黄色い一般的なタクシーとUberを使い分けてる。

見つければ乗れる一般タクシーだと時に「お釣りが無い」と言われたりメーターが改造されてて普段2JDで行ける場所を10JD請求された経験もあったので極力Uberを使うようにしている。

ぼくの近所は観光客がほとんどおらず、それを狙ったタクシーも無いため近所から乗る分にはそういうトラブルは無いということに最近気づいた。

とは言っても基本的にはアラブの人はジェントルな人が多いので騙してきたりすることはない。

特に高齢な運転手のタクシーなんかは本当にジェントルなので観光で来る人にはタクシーの運転手は極力おじいちゃんを選ぶことをおすすめしたい。

 

 

ヨルダンの水資源

ヨルダンは世界で水資源がもっとも少ない国の一つらしい。

日本の水道システムと違い上水から水が流れて来るのではなく各家に置かれているタンクに水を溜めてそこから水道で出すことになる。

そのタンクには週に一回水が供給される。

 

時々様々な理由でタンクに補給されない週がある。

ぼくは以前その情報を得ずに補給がされない週に衣服に加えて寝具の洗濯までしてしまって水を切らしたことがある。

手を石鹸で濡らしたタイミングで水を切らした時はもう最悪である。

あとは大便をしたあとで流せなくなった時とか。

 

そういった反省からシャワーを浴びる時にお湯が出る前の冷たい水をバケツに貯めるようにしている。

いざとなった時はそれで手を洗ったり便器を流すのだ。

 

ちなみに飲み水はミネラルウォーターを買って備蓄してる。

タンクに溜めてるという点でちょっと飲む気にはなれない。

(タンクもあまり清潔では無い)

とはいえパスタを茹でるのとか氷を作るのには水道水を使っちゃうけど。

 

 

ヨルダンの買い物

基本的にヨルダンでは大体のものが揃う。

大型のモールに行けば海外ブランドのものも揃う。

 

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イスラムでは酒と豚肉を禁止されているが街に酒屋は結構ある。

「ペトラ」と名付けられたヨルダンビールもあるくらいである。

国内のクリスチャン人口が1割であることや観光客に向けてという部分もあるし、ビールを片手に持つムスリムと名乗る人もバーで出会ったことがあるのでその点は何とも言えない。

 

豚肉は酒に比べると手に入れるのは困難だがほんの一部の店には置いてある。

一度だけ買って食べて見たけど個人的にはあまり美味しく無いと感じた。

 

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やはり、あまり食されない地域で置かれてるものの品質はそこまで良く無いのかもしれない。

一方でメロンとかは日本より安いけど美味しく感じた。

 

電化製品なども日本に比べると品揃えは良く無いけれど困ることは今のところない。

Iphoneも購入できるし、その周辺機器も手に入る。

楽器に関してはアンマン市内にヤマハの代理店があるのでメジャーな製品であれば購入できるし、取り寄せてもらうこともできる。

ただ関税と輸送費がかかるので価格は倍くらいになる。

YAMAHAのP45という電子ピアノを購入したが日本では本体のみで4万くらいで購入できるものが日本円にして8万円以上かかった。

スタンドも合わせると約10万円だ。

ヨルダン産の楽器はなく楽器はほぼ全て輸入となるので現地の物価感覚からいうと非常に高級品であることを感じる。

ここについては別の記事でまた書く。

 

ひとまず、ヨルダンにいて足りないものと言えば「みりん」と「料理酒」と「だしの素」くらいである。

これらも日本からやってきてくれた人にいただいたのでありがたく使わせてもらってる。

 

 

終わりに

ほんとはこの記事だけで活動のこととか音楽生活のことも書こうと思ったけれどもこれだけで結構な字数になってしまったので別に記事を書くこととする。

 

結論から述べるとヨルダンでの生活は結構快適であまり途上国らしさを感じずに生活している。

(ぼくが鈍感なこともあるけど)

 

あえていうなら割とぼくは神経質なので毎朝のアザーンというモスクから流される吟唱に一度起こされてしまうことがちょっと辛い。

かといって耳栓をして寝るにも耳栓は異物感があってそれはそれで眠れなくなったりするので何ともというところである。 

 

というより日本が静かすぎた気もする。

けれども精神的なノイズは日本にいる時より減った。

きっとこれもあと1年もいれば慣れるのだろう。

その時にはヨルダンの生活も終わりを迎えるのだけれども。

 

そんなかんじ。