為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えています。

アハラン ワ サハラン

今日は先日購入した電子ピアノとスタンドを学校に持って行きました。

  

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学校に到着して運ぶとやはり多くの生徒からは好奇の目を集めます。

 

生徒に限らず同僚の先生たちも非常に興味を示してくれて本日は5クラスにてピアノを用いてアクティビティを行いました。

 

 

起立・礼・着席

早速まずはピアノを使って小学校で行うCGCのコード進行で行う起立・礼・着席を紹介しました。

 

しかし、お辞儀をする機会というのが子どもたちには無いのでどうにも上手く伝わらず。

 

同僚の先生からは「お辞儀は省略した方がいい」とも言われたのですが起立・着席だけだとなんとも言えない感じです。

 

文化の前提が違い、強制するのも違うと思うのでコレは紹介程度に留めました。

 

 

 

Bags Groove

次に何かピアノを弾くことに。

 

ピアノが全然弾けないぼくですが左手でコード弾いて右手でメロディ弾けるものとしてJazzのスタンダードの「Bags Groove」を弾きました。

 

アドリブもコレはFマイナーペンタ一発で取れるので不得手なぼくでもなんとか弾けます。

 

アドリブの回数で時間の尺を上下できるので生徒の反応見ながらクラスによって尺を変えれるのはやっぱりアドリブ音楽の強みですね。

 

指が動かない分、音量の変化などそういう面で緩急をつけることを意識しました。

 

 

 

アハラン ワ サハラン

生徒も聴いてるだけだと飽きてしまうので生徒も参加できるような簡単な曲を作ってきたので一緒に歌うことにしました。

 

曲名は「أهلا و سهلا 」。

アラビア語で「ようこそ」を意味しますがヨルダンでは「アハラン」と省略して「こんにちは」という挨拶の文脈で使われることも非常に多い言葉です。

 

まずは歌詞を板書します。

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歌詞の内容としては

 

こんにちは

私の名前は~です

幸福な機会です

とても嬉しいです

 

日本語にするとちょっと不可思議ではありますがアラビア語でよくある初対面の会話の流れです。

2行目の名前には最初はぼくの名前を入れて歌います。

 

何度か歌った後に「みんなはぼくの名前を知ってるけどぼくはまだみんな全員の名前を知らないんだよね」という話をして後で最初の2行を繰り返してそれぞれ生徒自身の名前を入れて歌わせました。

 

コレが想像以上に生徒は自分の名前言いたがるんだよなぁ。

 

その後は「本来アラビア語では3行目に対して4行目は返事だから一人で両方を言うのはちょっと変だよね」と言う話をして1行目と3行目を全員で、2行目と4行目を一人で歌うようにします。

 

そこで「一人で歌いたい人~?」って尋ねるとめちゃくちゃ手が上がる・・・

 

日本で教師をしてた身としては「誰もやりたがらなかったらどうしよう・・・」なんて考えもあったのですがこっちではそれは杞憂でした笑

 

と言う感じで何度かこのやり取りをして本日は終了しました。

 

 

 

終わりに

なかなか今回、電子ピアノ一つ学校に導入するにも色々と大変だったけど子どもたちの反応とか見たら頑張ってよかったなと思った。

 

子どもたちも新しいものに興味津々ですぐにみんな触りに来ます。

 

壊さないようにすることだけが心配なので生徒には「触ってもいいけど必ず先生に断ってから触ることね」という約束をしました。

 

こういった子どもたちの中から将来的に「自分もピアノを弾いてみたい」って子が出るといいなと願っています。 

 

しかし、弾く内容はともかくこんなに長時間ピアノを弾いたのは初めてでは無いだろうか・・・

 

最後に誰かの参考のためにぼくが書いた「ahlan wa sahlan」の譜面を置いておきます。

 

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ぼくでも弾けるのでピアノ初心者にはやりやすい曲のはず。